初心者カブ主による7/16埼玉放浪
こんにちは。オタクです。
7/16(金)に、所沢のメットライフドームでマ〇ナビオールスターゲーム2021が開催されました。
身内がチケットを当ててくれたため、観戦に行くことになりました。
せっかくなので、その前に埼玉県を放浪しようと思いました。
今回はその時の話になります。
前日は「わらじカツ丼だけは絶対に食べる」以外のプランを立てないまま床につきました。
とりあえず埼玉のツーリングスポットをいくつか洗い出し、当日朝の起きた時間から逆算してルートを決めることに。
7/16朝10時、ガソリンスタンドで給油を行いつつ、最初の目的地に「有間ダム」を設定します。
慣れ親しんだ町田街道から高尾街道、秋川街道を辿り、青梅街道を抜けていきます。人の営みを感じる市街から田舎道に変わっていく過程を楽しみながらの走行でした。
青梅市を北上し、東京と埼玉の県境である成木街道→小沢トンネルを抜けていきます。
トンネル内が県境になっており、天井に「埼玉県」と記されたライトがぶら下がっていました。一般道で通れる中で最も西に位置する県境だとか。
書いてて思ったんですが、走行中の写真を残せないのって結構もったいないですね。
記憶を頼ろうにも覚束なく、道中の情報量がどうしてもスカスカになりがちで寂しい。そのうち車載カメラでも買おうと思います。
有間ダム近辺の道を走っていると対向車線の同志から結構な頻度でヤエー(すれ違いざまに手をあげるバイク乗り同士の挨拶のようなもの)を貰いました。
趣味の中で一期一会のすれ違いから仲間意識を見出せる挨拶は気持ちの良いものでしたね。なにより、ヤエーを貰うことが初めての経験でしたので、「バイク乗りとして認知されている」ことに喜びを感じる一幕でもありました。
有間ダムを通ってきたであろうライダーと一瞬の挨拶を重ねつつ、いよいよ私も有間ダムに到着です。
ツーリングの名所、有間ダムにやってきました。
— 藤原ゆうは@放浪中 (@exashCT125roam) 2021年7月16日
大自然の中を突っ切る喜びとこの絶景こそ私が一人旅に求めるモノ。最of高 pic.twitter.com/ymWJXOOl52
とても見晴らしの良い絶景だったのですが、山道を含む道程を休憩ナシで走り続けた私のケツが悲鳴をあげており、しばらく景色は置いといてストレッチや休憩で過ごしました。これ慣れることあるんか・・・?
ケツが痛いのに座れるところが石段しかなくて死んでる pic.twitter.com/RE1d8GFMQh
— 藤原ゆうは@放浪中 (@exashCT125roam) 2021年7月16日
納車されたバイク屋さんから自宅への距離と大差ないながらも肉体的な疲労は段違いでした。
埼玉県飯能市にある有間ダム(名栗湖)は、何故か関東近郊のバイク乗りに人気のあるツーリングスポットになっています。だからライダーがたくさんいたワケです。
私が到着した正午前の時点では4,5台程度のバイクが確認できました。自販機もなければ売店などもないため本当に景色だけ見に来る場所。実に私好みです。
マジでケツがしんどかったのでベンチくらいは欲しかった(小声)
ほな、また pic.twitter.com/bpRp86BpXl
— 藤原ゆうは@放浪中 (@exashCT125roam) 2021年7月16日
自宅・ガソリンスタンド
↓ 約40km
有間ダム(名栗湖)
景観を楽しみ休憩も取れたので、そろそろ腹ごしらえの時間です。「道の駅あしがくぼ」へ赴き、わらじカツ丼をいただきに行くことに。
今回の放浪で唯一予定していた行動であったため、ウキウキになりながらハンターカブに跨ります。
県道53号線から国道299号線へ抜けていくのですが、道中の「山伏峠」で初心者である私はヒヤヒヤ連発。
曲がりくねった急勾配の坂を上っていくことになります。
うわあ、これはヘアピンカーブで、こっちは急勾配、ああ、このギアじゃもう登れませんね・・・なんだこれは、たまげたなぁ・・・
といった具合にもうてんやわんや。後続車が来なくて本当に良かったです。
渓流を下に見ながらの山中でしたが、景観を楽しむ余裕などなく、バイク買って一週間で通る道じゃねぇ!と叫びながら何とか無事峠を抜け、国道299号線へ。
ここまで来るともう道の駅あしがくぼはすぐそこです。
未だ知らぬ美味を求めて、いざ芦ヶ久保の地へ。
有間ダム
↓ 約20km
道の駅あしがくぼ
道の駅あしがくぼに到着したのが13時を回ろうかという時刻。お昼ご飯には最適な時間帯です。
そういったこともあり、駐車場には平日にもかかわらず沢山の車やバイクが止まっていました。休日に来たらもっと凄いのだろうか・・・。
バイクを停め、早速わらじカツ丼とご対面・・・と行きたかったのですが、券売機に「豚みそ丼」というなんともそそるメニューが。
結局、豚みそ丼とわらじカツ丼を一皿で楽しめる「ミックス丼」を注文することにしました。デカいカツと豚肉が鎮座する丼はなかなか壮観です。デブの食い意地に寄り添うメニュー設定に万歳。
更に密かに気になっていた「みそポテト」もいただくことに。お、(カロリー)大丈夫か大丈夫か
道の駅あしがくぼにやってきました。
— 藤原ゆうは@放浪中 (@exashCT125roam) 2021年7月16日
ここでは名物の「わらじカツ丼」と「豚味噌丼」の2つをひと皿で楽しめる「ミックス丼」と、「みそポテト」を頂きました。
私自身もナビ代わりのスマホも充電完了、次の目的地へ向かいます pic.twitter.com/XuD9ZHp4S9
まずは大本命のわらじカツをいただきます。「草鞋」の名の通り薄く平べったいカツに甘辛いタレをくぐらせたシンプルな一品です。
一見無味に見えますがしっかりと味がついており、それでいてふやけることなくカリッとした食感が損なわれない絶妙なバランス。味が濃すぎず油もしつこくない上に、やはり甘辛タレとご飯の相性は暴力的なので、ホイホイ箸が進みます。
一方の豚みそですが、こちらは歯応えがありながらも口に残り続けることのないサッパリした食感。味噌の濃い目の味付けが際立ち、わらじカツとの壮絶な白米の取り合いが止まりません。
みそポテトは、ふかしたじゃがいもを天ぷらにし、そこに味噌ダレをかけた一品。めちゃくちゃ重たいしとんでもなく腹にたまります。
味自体はとても美味しかったのですが、すでに私は揚げ物+味噌で味付けした肉を食べており、食感的にも味付け的にもちょっとしつこかったかなと感じました。
別の機会にもう一度食べないと正当な評価は下せません。完全に私のガバなんですがね。
旅先特有の財布の紐の緩みで若干しんどい思いはしましたが、腹を空かしたデブには非常に嬉しいガッツリ飯でした。
ガッツリ食った後にはサッパリしたデザートも欲しくなるのがデブの性。
一度出発したのにわざわざ引き返し、「紅茶ソフト」をいただきます。
そういえばと思い紅茶ソフトを食べに引き返しました。ガッツリ飯の後に嬉しいサッパリした落ち着いた甘さ pic.twitter.com/3BvAWKHTKD
— 藤原ゆうは@放浪中 (@exashCT125roam) 2021年7月16日
やっぱり名物の紅茶ソフトは美味いな。濃厚でありながらしつこくない、スッキリした甘さだ。紅茶は地元・横瀬町産の物を使用したのかな?
30℃を超えようかという気温の中、日陰とはいえ屋外でソフトクリームを食べると大変なことになります。ボタボタ垂れまくりでだいぶ損しました。美味しかっただけにもったいない・・・。
食事を終え一息ついたところで、メットライフドームへの到着時間を意識し始めます。
リストアップしたスポットはあと1か所しか回れない感じだったので、「バイク神社」として有名な小鹿神社を選択。おいしい食事で心身共に満たされ、いざ出発。
道の駅あしがくぼ
↓約20km
小鹿神社
国道299号線を北西へ進み、秩父市街を通りつつ小鹿神社を目指します。
道沿いの大鳥居を目印に、細い路地へ入り駐輪場へ。
実はこの小鹿神社、オートバイの交通安全を祈願する神社の一つということで「バイク神社」として有名で、多くのライダーが訪れるとのこと。
先日高幡不動尊で交通安全祈願を済ませてきましたが、せっかくなのでバイク乗りの端くれとして顔を出すことに。
バイク神社として有名な小鹿神社にやってきました。
— 藤原ゆうは@放浪中 (@exashCT125roam) 2021年7月16日
バイクをかたどった「OGANO」の文字と「てんとう虫+防止=転倒防止」というシャレのきいたお守りがユーモラスです pic.twitter.com/G72vJ1MIq7
— 藤原ゆうは@放浪中 (@exashCT125roam) 2021年7月16日
賽銭箱の近くにステッカーと「てんとう虫+防止=転倒防止」のお守りが販売されています。
鈴緒の持ち手に「感染症対策のため触れないでください」との張り紙があったため、本坪は鳴らさず、お賽銭だけ投げて手を合わせてきました。
厳かながら「バイク神社」らしい遊び心も感じる良い場所でした。
癒しがたい蓄積ダメージを負ったケツをいたわりつつ、自販機で買ったスポーツドリンクを一気飲みし、一路メットライフドームへ。
埼玉放浪もいよいよ大詰めです。
小鹿神社
↓約65km
国道299号線をひたすら東へ突っ走り、所沢のメットライフドームを目指します。
知り合いとは16時30分を目安に集合する予定だったので、我ながら今のところ完璧な時間調整。
ギリ集合時間間に合うな pic.twitter.com/BgrBSe1e9J
— 藤原ゆうは@放浪中 (@exashCT125roam) 2021年7月16日
芦ヶ久保など、往路で通った道に「お世話になりました」と感謝しながらの旅路になりました。
途中、税金でツーリングを楽しむ不埒な公務員が後ろについたために誰も前にいない40km道路で飛ばすに飛ばせないハプニング(?)もありつつ、往路とは逆に田舎の山道から市街地へと姿を変える道程を行きます。
山に生まれ山に生きた人間なので、山道ではテンションが上がるんですよね。
ネックスピーカーから音楽を流しながらの走行だったのですが、自然と大熱唱が出たのはたいてい山に囲まれた道でした。逆に市街地ではそんなにテンションが上がらず、おとなしく走行していました。人が多いからとかではなく、個人的な心情の問題です。恥を晒すのには慣れているので()
所沢近辺で渋滞に巻き込まれながらもメットライフドーム周辺に到着。交通整理のオッサンの曖昧な指示で駐輪場を間違うトラブルに見舞われながらも、16時45分頃無事身内と合流できました。マジで疲れた。
オールスターを観戦し、接戦で展開する試合に一喜一憂。
協賛会社のマ〇ナビや、特定球団の球団歌に乗せて愛ある賞賛のブーイングを送る様式美も楽しみつつ、良い時間が過ごせました。
応援歌のないオールスターはクソ!wと思っていましたが、結局なんだかんだ楽しめました。
身内とはしゃぎにはしゃいだ後、帰路につきます。
試合後はグラウンドに降りることも出来ました。
↓約25km
自宅
家に帰るまでが放浪です(?)
しかしナビが初っ端からとんでもない道を提案してきます。街灯がないうえに林の中に道を通しただけのような所を通ることに。ハンターカブの貧弱なライトではどうも心許なく、土地勘も分かれ道もないため渋々このふざけた道を走ります。
心身の疲労に上乗せするにはこの不安は重すぎて、途中本気で泣きそうになりました。前が見えない知らん道で煽ってくるな後続車よ。
そこを抜けて市街地に合流したときの安心感たるや。街灯の存在と人の気配を感じる喜びに感謝しつつ家路に向かいます。
やはり至地元の標識が見えると「帰ってきた」と感じますね。所沢から自宅のある八王子まで距離が遠くないこともあり、目にする機会は多かったです。
23時40分頃の帰宅を以て、約14時間・170kmの放浪を終えました。
170kmは数字にするとツーリングにしては大したことないのですが、猛暑、初心者故の精神的疲労、感じたことのないケツの痛み、同じ姿勢を取り続けることによる筋肉の張りなどなどがのしかかり、結構ヘビーでした。しばらくバイクはいいや・・・って思うほどでした。これを書いている今はもう既に乗りたいんですけども。二郎系ラーメンかな?
埼玉にはまだまだ訪れたいスポットが多くあるため、今後の放浪語りにも登場すると思われます。
大自然の中を走るのは気持ちの良いものです。バイクと共にたどり着いた先の景色は視覚情報以上の感動をもたらしてくれます。
バイクの楽しさ、バイク乗りとしての喜び、初心者ならではのしんどさが詰まった良い放浪でした。
以上を総括とし、7/16の埼玉放浪語りを締めさせていただきます。
今後の更新にもご期待ください。